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東京警備司令部の沿革

大正12年11月15日、東京警備司令部令が制定された。 司令官は 陸軍大中将を以って之に親補し、天皇に直隷し、帝都及び其の附近の警備に任じた。警備区域は 東京市、荏原郡、豊多摩郡、北豊島郡、南足立郡、南葛飾郡、横浜市及び橘樹郡であった。 司令官は東京衛戍司令官の職務も行った。司令官は部内の軍政及び人事については、陸軍大臣の区処を受けた。 参謀長は、 司令官を輔佐し事務を整理した。

何故従来の東京衛戍司令官(近衛若しくは第一師団長が兼任)ではなく、専任のポストを設けたかというと、 師団長には衛戍司令官以外にも職務があり、要するに忙しくて突発的な大災害等に対応できない可能性があるから である。昭和11年の2.26事件で戒厳令が敷かれた時には、当時東京警備司令官であった香椎中将が戒厳司令官を兼ねた。

昭和10年10月8日、東部防衛司令部が設立され、 東京警備司令官が東部防衛司令官を兼任、東京警備司令部参謀長が東部防衛司令部参謀長を兼任した。 昭和12年11月30日、東京警備司令部は廃止となり、東部防衛司令部に一本化された。

2.26事件における戒厳司令部

戒厳司令官 香椎浩平中将
戒厳参謀長 安井藤治少将
参謀部
 第一課長 井関 仭大佐
 参謀 新井匡夫中佐
 第二課長 石原莞爾大佐
 参謀 岡本清福中佐
 同 公平匡武少佐
 同 真田穣一郎少佐
 同 中山源夫少佐
 同 福島久作少佐
 第三課長 石原莞爾大佐
 参謀 安達与助少佐
 第四課長 根本 博大佐
 参謀 三国直福中佐
 同 磯村武亮少佐
 同 松村秀逸少佐
戒厳警察部
 戒厳警察部長 安井藤治少将
 警務課長 須藤 裕中佐
副官部
 高級副官 原田久男中佐
 衛兵長 高石 正少佐
経理部長 青木諭吉一等主計正
軍医部長 平野林一等軍医正

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